「あのプリントの説明…バカな俺でも凄ぇ解りやすかった…さすが秀才だな」と言うと「私秀才何かじゃないよ」と謙遜した。「柴田って先生とか向いてんじゃね?」と言うと「でも私話すの苦手だから…」と言った。すずとは幼稚園からの付き合いで、ずっと同じクラスだった。…「で?今日は何?」と本題を切り出すと、すずは顔を赤くして俯いた。「あ…あのね…晃君が恵里ちゃんの事…好きなの知ってるけど…聞いて欲しいの…」と言うとすずは俺を見てすぐに顔を逸らした。「何?」と聞くとすずは「ふぅ~」と深呼吸をした後「あの…私…晃君の事が…大好きですっ」と言った。俺はえっ?と思った。「晃君が恵里ちゃんを好きなのは知ってます…それでもいいので私と付き合って下さい」 とすずは言った。俺達は沈黙した。「ありがとう…でもゴメン…付き合えない」と言うと「…やっぱりダメかぁ」と言った。俺は「正直柴田の事は嫌いじゃないけど…恵里が好きだからそんな気持ちで付き合えないし柴田に悪いよ」と言った。
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