俺は誰だろう?と考えながら、手紙をポケットに入れ家に帰った。家でまた手紙を見た。そして2つある事に気付いた。最後のSの横にもう一つSと書いて消された後があった。もしかして柴田すずか?と思った。そしてもう一つ、手紙の封筒とプリントと一緒に渡された封筒が同じ物だった。俺は2つの手紙の字を確認すると同じ字だった。字を良く見ていると「そ」に特徴があり、それをどこかで見た覚えがあった。少し記憶を辿り思い出した。その特徴的な「そ」は柴田すずの字だった。すずの「そ」は一番始めを続けて書かずに「ヽ」にして書いて いたのを思い出した。…次の日すずに国語のノートを見せて貰った。俺は間違いないと確信した。俺は放課後屋上の踊り場に行った。すずが待っていた。「やっぱり柴田だったんだ」と言うと「あっ…晃君…来てくれたんだ」と言った。「プリントとか持って来たのも柴田だよな?」と言うとすずは「うん」と言った。「ありがとう…あれかなり助かったわ」と言うと「良かった」と言った。
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