黙って俺の後に付いて来たすずだったが、ラブホの前まで来ると止まった。そして「晃君家じゃダメ?」と言った。俺は「家じゃ親と妹がいるよ…」と言い「じゃぁ…すずの家行くか?」と聞くと「家も両親と妹がいる…」と言った。「やっぱホテルだな?」と言うと「…うん」と言い俺達は中に入った。部屋を選び鍵を受け取ってエレベーターに乗った。部屋に入りソファーに座った。2人共緊張していた。「ラブホ初めて?」と聞くとすずは頷き「晃君は?」と聞かれた。「俺は高2の時彼女と来た」と言った。「そうなんだ…」とすずの顔が曇った。「でも…その時は緊張し過ぎて何も出来なかった…だから経験ない」と言うと「私も経験ない」と言った。少し沈黙した後俺が立つとすずはビクっとした。「お風呂にお湯入れて来る」と言い風呂場に行った。俺はお湯を入れながら、大丈夫…知識はあるんだからと思いながらはやる気持ちを落ち着かせた。すずの所に戻り「すず…コート…」と言った。すずは「あっうん」と言ってコートを脱いだ。
※元投稿はこちら >>