すずが「寒いね?」と言った。俺はすずを抱きしめた。「これで寒くないだろ?」と言うと「もう」と言ったが嫌がってなかった。「晃君…あったかい」と言って顔を上げた。そのまま唇を重ねた。唇を離すと「晃君…ずっと好きだった」と言った。「俺もすずが好きだ」と言うと「ホントに?」と言った。「ホントはあの時から好きになってたんだ」と言うと「あの時って?もしかして…」と言った。「そうだよ」と言うとすずは顔を赤くして「恥ずかしい」と言った。思い出したようだった。「今、彼氏居ないの?」「うん…今も昔も居ないよ」と小さい声で言った。「じゃぁ…付き合ってくれるか?」と聞くとすずはまた顔を見て「私でいいの?」と言った。頷くと目に涙を溜め「嬉しい…」と言った。またキスをした。すると入り口がガヤガヤと騒がしくなり俺達は慌てて離れた。入り口が開き皆出て来た。「晃っもうお開きだよ」と直樹が言った。俺達は中に戻り荷物を取ってきた。外では二次会組と帰宅組に別れていた。俺は皆に「ちょっと注目っ」と言った。
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