グループ”女豹“を追え その2
彼は杉山に尋ねた。
「何で俺が選ばれたんですか?」
杉山は
「さあ?」
としか言わなかった。
何か判然としないが、取り敢えず現場に向かおうとすると、杉山に呼び止められた。
「あっ、そうそう、一つだけ良いですか?」
と聞かれた。
俺は
「はい、どうぞ」
と言うと
「君は彼女がいらっしゃる?」
「あっ、他人の特定の情報に興味があると云う訳ではないのですが」
などと言うので
「ああ、今は誰とも付き合いは無いっすよ」
と、軽く言うと
「そうですか。それは良かった」
などと意味深な事を言われた。
俺は変わった人だなと思ったが、何処かで会った様な気もした。
それはさて置き、先ずは敵のアジトへの潜入である。
上層部から、一つ目のアジトとして指名されたのが銀座のクラブ、「舞台」である。
彼は警〇庁幹部の知り合いの紹介で、この高級クラブへと忍び込んだ。
中に入ると黒い服の男に案内されて豪華なテーブルを前にしたソファーに座った。
「ご注文はいかがいたしましょうか」
と云う問いに、俺はつい
「あ、それじゃあ、取り敢えずビー」
と言い掛けて
「え~と、 お任せで!」
と誤魔化した。
そんな事はどうでもいい。
先ずは店内の捜索だ。
俺は飲んだことも無い様な美味い酒に一口だけ口を付けると、トイレに行く振りをして店内を探る。
そして、さも怪しげな雰囲気の場所があった。
すると、いきなり背中に衝撃を感じた。
「しまった!」
っとだけ瞬間に思った。
俺は目を覚ますと、倉庫の中の様な処に居た。
見ると手足は縛られ、大の字に床に寝かされている。
周りにはダークスーツを着た女性が数人立っていた。
そこに、黒いハイヒールの女が現れた。
周りからは、リーダーと呼ばれている。
この女が敵の首領なのか?
女は俺に向かってこう言った。
「ようこそ! ピラニアクラブへ」
と言った。
ピラニアクラブ?
女豹とは違うのか?
「ここは女豹のアジトじゃあないのか?」
と、俺が聞くと
「女豹? なにそれ?」
「昭和じゃないんだから、もうちょっとカッコいい名前にして欲しかったわね」
と言う。
全く、女豹って本当の名前じゃないのか?
ウチの情報収集能力もたかが知れていると思った。
それはそうと、何故俺はここに居るのか?
それが知りたかった。
「あんたの動きなんて最初から全てお見通し」
「ところであんた、何の御用?」
俺は黙った。
仮にも俺は刑事だ。
人を売るような真似はしない。
俺は女に言った。
「いやあ、それにしても良い女だねぇ。ええと?」
「え~、名前は?」
「リョーコ」
「リョーコちゃん?」
「可愛い名前だねえ」
「ところでリョーコちゃん、ここ何処?」
「都内某所」
「そりゃあ教えてくれる訳が無いよねえ」
「で?これからどうするの?」
「こうするのよ!」
と言って、周りの女どもが寄ってたかって俺を、馬用の鞭で叩き始めた。
彼女らは執拗に俺を叩く。
こちらもキツイが数種の武道で複数段の持ち主である。
死ぬ一歩前までは耐えられる。
そして、暫くするといいかげん、彼女らは疲れて来た様だ。
勿論、こちらもヘロヘロだが、何とか気力は保っている。
俺は勝ち誇った様に言った。
「もうそろそろ、俺の優秀な上司がここを突き止めているはずだぜ」
「ああ、杉山さん?」
「彼なら、うちのお店で女の子と仲良くしてるんじゃない?」
リョーコはPCでウエブカメラの映像を彼に見せた。
「マジか?」
と彼は絶句した。
あのオヤジ~、と思っても後の祭りである。
するとリョーコが言った。
「この男は痛みには耐性が強い様だから、別の攻め方でいくしかないわね」
「あなた達、ちょっと外に出てくれる?」
と言って、周りの女を全て外へ出してしまった。
一体、何が始まるのか?
「うふんっ! 私の攻めは厳しいわよぉ~」
などと言いながら、何と、俺のズボンを脱がし始めたではないか。
「なっ!何しやがる」
俺は抵抗したが瞬く間にズボンとトランクスを剥ぎ取られてしまった。
するとリョーコは俺のペニスを持ち上げ、持っていた革製の細いベルトで竿をきつく巻き付けた。
「どこまで耐えられるかしら?」
「ねえ、刑事さん」
と言って立ち上がったリョーコはスカートを捲ってするするとショーツを脱ぎ始めた。
その姿に俺のペニスが、ピクンっと反応する。
リョーコは美人だった。
ファッション雑誌の表紙を飾る程のレベルである。
小さく細い顔に、スッと通った鼻筋と大きな瞳。
それらが絶妙にバランスされた上に銀縁のメガネを掛けている。
そしてロングの綺麗な黒髪が美しい。
服装は黒のタイトの超ミニ。
上は白のシルクブラウスであった。
敵でさえなければ、こんな良い女は居ない。
彼女はショーツを脱ぎ捨て、その細くて長い脚で俺の上に跨り立ちしてこう言った。
「私のオマンコ、 いっぱい見て!」
と言って、右手の薬指を、くちゅっとワレメに差し込んだのだ。
彼女のオマンコの肌はツルツルの無毛で、そのワレメから濃いピンク色の大きな小陰唇がはみ出して花を開いている。
彼女は、その花びらの中心に差し込んだ指を、くちゅる、くちゅっと抜き差ししている。
「んんっ、 はあぁうっ! んぁっ!」
彼女の痴態は続く。
物凄い眺めだ。
当然、俺のペニスは最大限に反応した。
「ドクンッ!」
と音が聞こえる様な血流で俺のペニスは勃起した。
だがしかし、バンドで締め付けられたペニスは、いびつな形に膨らんでしまっている。
全体が段々と赤黒く変色して行く。
「あら~、坊やが苦しいみたいでちゅね~」
リョーコが嬉しそうに笑う。
そして言った。
「そろそろ白状してもいいんじゃな~い」
「この捜査の首謀者は誰?」
俺は黙ってひたすらに耐えた。
しかし我慢も限界に近づいている。
俺は仕方なく本当の事を言った。
「俺は本当に何も知らないんだよ!」
その言葉を聞いた彼女は黙って俺の股間に顔を近づけた。
そして何と、俺のペニスを舐め始めたのである。
「んんっ、 ん、 んあっ! ふんんっ」
彼女は口全体で舐め上げた後、舌を使ってペロペロと裏筋を舐め始めた。
やばい。
段々と股間の感覚が麻痺して来る。
それでも彼女は諦めない。
「わかったわ、 じゃあ最後の手段ね!」
そう言って彼女は立ち上がり、俺の股間の上に跨って腰を降ろして来た。
そして俺に向かって言った。
「私のオマンコ、 気持ち良すぎるかもよ~」
彼女は脚を大開きにして自分の唾液を花びらに塗り、俺のペニスの位置を確かめて、一気に腰へ体重を掛けた。
「ずぶりゅっ にゅずっ!」
キツイ抵抗感の後、彼女の膣に俺の亀頭が飲み込まれた。
だが最早、下半身に感覚は無い。
しかし、絶世の美女と性器を繋げて交尾している光景だけは眼に飛び込んで来た。
「んんぁ! んぐっ!」
彼女の叫び声が聞こえる。
俺の睾丸は既に射精の体制に入りつつあった。
「どぅおっ! しゃべるきに なったぁ?」
俺はもう、言葉を発せない。
ただ、首を振るだけである。
そして彼女が最後の一言を言った。
「あたし、せーりまえよ~。 こ、んないぃおんな、孕まし たくないの~」
俺の、やせ我慢と理性の壁は崩れた。
睾丸が勝手にペニスへと精液を送り始めた。
しかしペニスは脈動するが射精は出来ない。
俺の股間は爆発寸前であった。
彼女もそれを感じた様だ。
繋がった性器を、ぬぽっと抜いて、ふらふらしながらペニスのバンドを解いた。
その瞬間、俺のペニスから大量の精液が周囲にまき散らされた。
「ぶしゅるるるっ! どびゅしゅるるるっ!」
俺はやっと、何かから解放された気がした。
俺の下半身から勝手に何かの液体が吹き出している様に見えた。
暫くすると心地よさが舞い降りて来た。
「あはははぁ~ はんんっっ、 ねえ?」
「きもちよかった~?」
「しょーがない、 ゆるしたげる~」
「あとでそうじしといてね~」
と言いながら、彼女はふらふらしながら部屋を出て行った。
と、その前に
「あなた、あたしのタイプだったかも~」
「じゃあね~」
などと言い残して居なくなった。
つづく
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