まさしは機器類を見ながら沖に向かっていた。
まさし「せっかくだ、少し沖にいくか」
少し走らせるうちあきおが青ざめていた。
あきお「すみません、酔い止め飲み忘れて少し船酔いしたみたいで……今飲んだんで効いてくるまでやすんでいいですか?」
まさし「へたれだなー(笑)しゃあないの。着くまで休んでな」
あきお「はは(笑)ありがとうございます」
そう言ってあきおは横になり仮眠し、まさしはポイントまで船を走らせた。
まさし「このあたりよさそうだな」
探知機に濃い群れがではじめた。船を止めあきおを起こそうと甲板に出た時だった。
何かが浮いているのが目に入った。
何かにしがみつく人影だ。
まさし「なんだありゃぁ……おーい、大丈夫かぁー!」
まさしが声を掛けると人影が動いた。
まさし「浮き輪投げるから捕まれー」
まさしは船を近づけロープが付いた浮き輪を投げ人影がそれに掴まりまさしはロープを手繰った。
その人影は女だった。
まさしは手繰りながらもその女に目を奪われた。
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