満足したのかやっと連結部を開放し溜まった精子を出す女。
女「おなかいっぱいじゃ。ふぅ……」
あきお「あ…… 」
思い出したかのようにカバンに向かいゴソゴソとしだした。
女「?なんじゃ」
あきおは女の手をとり持ってきたエイの飾りがついた髪留めゴムを手渡した。
あきお「エイって好きです。自分の翼で自由にゆったり泳いでるように見えて……」
女は自分のモチーフに戸惑った。
あきお「あ……わかってます。でも知る人もいないし……その……飾りがあったほうが可愛いかなって……」
女「……ふ、とことん馬鹿じゃのぉ。ん……なんか彫ってあるな、なんじゃ?」
あきお「名前がないって言ってたんで……真凪(まな)って読みます。奇跡とか……そんな意味合いです。」
女「……」
あきお「その……なんか、名前呼ばれないって寂しいかなって……」
女「ふ……お前さんといると調子が狂うの(笑)真凪……か……。今日はもう帰る。またの」
女はそういうと海に飛び込んだ。
その波紋が消えるまであきおは見届けその日は宿に戻った。
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