そして短いような長いような準備の日々が過ぎ連休の前日になった。
この準備期間も楽しい時間だ。じじつあれこれ好きなことを考えてる間は待ち遠しい中でも経過は早かった。
そうなるとある意味前日が一番辛い時間だ。準備は整いこまめに時計を見てしまうのが心理。待ち遠しくて仕方ない。
いつになく長く感じる仕事時間をすごし定時までカウントダウン。
あきお(あと30分……)
(20分)
(10分)
(5……4……3……2……1……!)
あきお「おつかれさまでしたーー!」
そういいながら同僚達の視線を掻い潜るように会社を飛び出した。
家に着くとシャワーだけ浴び荷物を積み込んだ車に乗り出発。
ドライブスルーだけ寄りひたすら車を走らせ村を目指す。
あきお「長かったー。でもやっと会えるぞっ。」
とは言うが何が優先かわからない準備をしてきたあきおだ。そして必ず会えるとゆう保証もない。
そんなことはあきおにはどうでもよかった、ただ行けばぜったい彼女はいる、会いたい。宛のない根拠を混じえながら車を走らせていた。
村に入りようやく宿に着いた。
あきお「遅くにすみません、予約したものですー」
女将「はーい」
パタパタと小走りに奥からかおを覗かせてくれた。
女将「お久しぶりね♪また来てくれて嬉しいわ。」
あきお「またお世話になります。」
女将「今日はどうしますか?ご飯たべるなら準備するけど?」
あきお「いえ、すぐ海に行きたいんで大丈夫です。釣れたらまた調理お願いします♪」
女将「わかったわ。気をつけて行ってらっしゃいね。あ、部屋は前回と同じ部屋だからよろしくね♪」
あきお「はい、ありがとうございます!」
荷物を部屋に投げ釣具とお酒を持って砂浜に向かった。
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