その46
しばらく2人で抱き合っていると、不意に谷崎さんは立ち上がり、壁に掛けてあったマスクを手に取ると、淫靡な笑みを浮かべながら私に渡し、自らも隣に掛けてあったマスクを着けた。
そしてペニスバンドを装着した谷崎さんは、グッタリと動かない鈴谷さんにいきなり挿入した。
薄く目を開けた鈴谷さんが「ああっ・・・また・・・え?明美さん!?」と声をあげ、マスク姿の私達に怖気付いた。
私は、鈴谷さんの口元に半分勃起した肉棒を近付けた。鈴谷さんは恐々と口に含み、マスク越しに見える私の目を凝視しながら、誰なのか確認しているようであった。
「んっ・・・んっ」と突かれながらも必死に私を見つめながら舐めている鈴谷さんを見ていると、完全に勃起し、それを見ていたマスク越しの谷崎さんは微笑んでいたように見えた。
マスクを着けた私と谷崎さんは終始無言で鈴谷さんを責めたて、私が床に寝て騎乗位で鈴谷さんに挿入すると、後ろから谷崎さんのペニスバンドが鈴谷さんのアナルを襲った。
「いや・・・やめて。違うものが出ちゃう」と鈴谷さんが言っても、私と谷崎さんは止めなかったばかりか、もっと動きを激しくした。鈴谷さんの悲鳴のような喘ぎ声とヌチャヌチャピチャピチャと言う性器の絡み合う音だけが部屋に響いていた。
次第に鈴谷さんは黙って虚ろな目になり、半開きの口から私の胸の上に涎を垂れていた。 つづく
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