その34
「恵子ちゃんは、男性が怖いの。でも、木田さんの事は怖がらないし、むしろ好きなんだと思います。ただ、私も木田さんが恵子ちゃんと2人でセックスするのを想像すると嫉妬で胸が張り裂けそうになります。だから、私と木田さんの2人で恵子ちゃんを幸せにしてあげませんか?」
谷崎さんの提案は、早い話が3Pだった。私は、谷崎さんの願いだったら喜んで協力したいけど、鈴谷さんが嫌がるんじゃないの?と言うと、一度聞いてみて大丈夫なら、木田さんよろしくねと言われた。
翌日、いつもの朝だったが鈴谷さんから朝の挨拶の後に、小声でよろしくお願いしますと言われたので、谷崎さんとの話が進んでるようだった。
私は、3Pを経験した事がなく、ましてや性的な目的以外で、それも人助けでセックスをした事など無かった。
その日、谷崎さんに会ったら、鈴谷さんの話が進んでるのか確認をし、まだ判断しかねている事を伝えようと思いリハビリ室に入ると、谷崎さんから「来週の外出は、うちに泊まりませんか?」と聞かれ嬉しくなり、鈴谷さんの件を谷崎さんに伝えるのを忘れてしまっていた。
もちろん2人で翌朝までゆっくりできると思っていた。 つづく
※元投稿はこちら >>