その26「谷崎さんの告白 別れ」
院長との関係は3年ほど続きましたが、次第に私の欲望は男性に挿入されたい想いに強く向いていきました。
院長にも鈴谷さんにも満たされない欲求が溢れてきて、硬く熱いものを挿入されたいと常に考えるようになっていました。
当初は挿入するセックスもしていましたが、次第に挿入する行為はなくなり、満たされない私は、ある時院長とセックスをする時に挿入を試みましたが頑なに拒否をされて、女としての自尊心も拒否されたように感じ、その事が院長と別れる原因でした。
また、若かった鈴谷さんの将来を考え、一度関係を清算する事を考え始めていた時期でもあり、鈴谷さんと院長に話をしました。
院長は、仕事内容を信頼していただき、病院に継続勤務する事は快諾してくれ、高額な清算金まで下さいました。
鈴谷さんは、2日間仕事を休んで泣きじゃくりましたが、まだ男性を知らなかった事や結婚出産も考えると、いいタイミングだと諭し、友達としてならいつでも会うよと言った私の言葉に頷きながら、アパートを出ました。 つづく
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