その22「谷崎さんの告白 裏切り」
「今日は上司と食事に行くから、そっちに行けるのは0時を回ると思う。エステも食事も無理だから先に休んでいて。」
予想していなかった返事がきて、頭が真っ白になった時、主人の話す電話の背後から女性の声で、「誰から?泊まらないの?」と話す声が聞こえ、電話が切れました。
私の中の何かが壊れました。悲しくて、私は目の前が真っ暗になりました。
翌日、帰ってきた主人に問い詰めても、気の所為だとはぐらかされ、気にしないようにしても、私には無理でした。
何もする気がなくなり、家事を一切しなくなったため、家中が荒れ放題になり、そんな家に帰ってきた主人は着替えを取ると、すぐに家を出るようになり、徐々に帰らなくなりました。
しばらくすると、示談金が書かれた紙と印鑑が押された離婚届を持った弁護士が現れました。言われるがままに手続きを行い、私の結婚生活は終わりました。 つづく
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