その2
自転車で転倒した時には、見舞いに来た娘や部下に散々心配され、もう歳だから自転車に乗らないよう言われていた。
私は、まだまだ若いと自覚していたが人様から心配されると一気に老けたように感じたものだ。
私は、救急搬送された病院に約2ヶ月間入院していたのだが、山間の小規模な総合病院で、周りはご老人ばかり。そんな中に居ると、更に老けたように感じた。
逆に看護師や理学療法士は、若い方が多く、老人相手は体力が必要だからか?と、勝手な想像をしていた。
私の担当をしてくれた看護師の鈴屋恵子さんは、30歳ぐらいの女子プロレスラーのような巨漢で信頼できる方であったが、化粧っ気も無く、失礼ながら色気は皆無であった。
理学療法士で担当してくれたのは若い男性であったため、楽しみは早く退院して自由な生活に戻る事であった。 つづく
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