両親が出掛け晃達の楽園になるはずだったがそうはならなかった。夕貴が午後から調子を崩したからだった。夕方になると夕貴は39℃の熱を出して動けなくなった。晃は近くの町医者に連絡をして往診に来て貰った。先生は「恐らくインフルエンザでしょう」と言った。夕貴は注射をして貰った。先生は薬を置いて帰った。晃が夕貴のそばにいると「アキ兄…移っちゃうからいいよ…」と言ったが晃は夕貴のそばを離れなかった。晃は夕貴が寝るのを見てから部屋を出て、誠に連絡を入れ事情を話し食べ物を買って来てくれる様に頼んだ。誠は快く引き受けてくれた。誠が来るまでに晃は水枕を作った。20分程すると誠が来た。誠にお金を払った。誠は受け取ると「お大事に」と言って帰った。晃は夕貴を看病した。顔の汗を拭いたり冷えピタを取り替えたりした。夜9時過ぎに夕貴が目を覚ました。「どうした?」と聞くと「トイレ…」と言った。晃は夕貴をおんぶしてトイレに連れて行った。夕貴を便器の前に立たせてパジャマの下を脱がせた。
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