晃が考えたのは外からの3Pが狙えないなら、中でFを貰い尚かつシュートも決める、3点プレーの事だった。これなら相手のFも嵩み上手くいけばFOもある。しかしこのプレーにはリスクがある。体をぶつけシュートも決める。スタミナと集中力がいる為消耗が早い。怪我明けの自分に出来るだろうか?と不安もあった。晃はベンチを見て(やるかっ!俺が潰れてもアイツらがいるっ)と覚悟を決めた。TOを要求した。「何だ?どこか痛めたか?」と皆晃を心配した。「どこも痛めてないよ…ただ俺の作戦をしっかり伝えたくて…」と言うと皆ホッとした。晃が作戦を説明すると「解ったけど大丈夫か?」と誠が言った。「大丈夫っ俺が潰れても皆がいるから」と言い全員の顔を見ると、皆顔つきが変わった。「よしっ沼田と勝宏下がってくれ…丸山と松本行くぞっ」と監督が言った。「勝っしっかり見ておけよ?俺の次はお前だからなっ」と言うと「うんっ」と言った。ポジションが変わるとS高は驚いていたが、忍が指示を出して対応した。
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