「まぁ徹のシュートには期待してないし」と誠が言うと「クソっ覚えてろよ?」と言って悔しがった。晃は「まぁシュートは置いといて、リバウンドは信頼してるから」と言った。「確かに…徹のリバウンド力は俺達には真似出来ないな」と誠が言い「徹のリバウンドがあるから、俺達シューターは思い切ってシュートを打てるんだっ」と晃が言うと「そうだろう…それなら許してやろう」と言った。「今度の試合も頼むぜ?リバウンド王!」とおだてると「任せろ…リバウンドは全部捕ってやる」と言った。「よし…じゃぁ…後、百本っ」と晃が言うと「おいおいっ」と誠がツッコミを入れた。「冗談だよ」と言うと、晃はボールを籠に入れて倉庫にしまい、その場で着替え体育館を後にした。…そしてあっという間に日にちは過ぎて土曜日になった。いよいよ県No.1を懸けてS高との試合に臨んだ。スタンドにはH高の大勢の生徒や先生が詰め掛けていた。ベンチ入り出来なかった奴らがチャントの指揮を執った。晃達は控え室を出てコートに向かった。
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