晃が黙々とシュート練習をしていると、突然「ナイッシューっ」と声がした。振り向くと誠と徹が立っていた。誠達は晃に近づいた。「何だ?あれだけ暴れたのに足りないのか?」と徹が言った。「いやっそうじゃないけど…お前ら帰ったんじゃないの?」と言うと「帰ろうとしたら電気が点いてたからな」と誠が言った。「お前どうしたんだ?」と徹が言った。「何となく嫌なイメージが浮かんで…」と言うと「S高との試合不安なのか?」と誠が言った。晃はその言葉に驚いた。「…不安なのかもな…因縁の相手だし」と言うと「大丈夫だ…今度の試合俺達がお前に負担掛けないから」と誠が言うと「そうだよ…あれから俺達だって何もして来なかったワケじゃねぇよ?もっと頼れよ」と徹が言った。「そうだな…そうするか…」と晃は言い「でも徹のシュート力は期待してない」と言うと「酷ぇな!?昔より入る様になったぞ?」と言ってボールを取るとシュートを打った。ボールはガンっとリングに当たり外れた。「これだもんなっ」と晃が言うと「確かに…」と誠が言い笑った。
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