小幡は「違うよ」と言って「何かね…皆のお母さん達が来てね…交代で作るって」と言うと「えっ!?そうなん…そんな事一言も言ってなかったよ…」と晃が言った。皆も知らなかった様子だった。皆席に着き夕飯を食べた。…次の日は午前中は終業式があり練習は午後から始めた。厳しい練習漬けの一週間に皆の食欲も落ちた。特に1年の中には食べても、戻してしまう奴もいた。朝、6時に起床して1時間ランニング、7時から8時まで朝食、8時から8時半まで休憩、8時半から12時まで練習、12時から1時まで昼食、1時から1時半まで休憩、1時半から6時まで練習、6時から8時まで夕飯と風呂、8時から10時まで勉強、10時から11時まで自由時間、11時消灯、これを一週間繰り返した。特にキツいのは午後の練習で、暑さ対策で体育館は蒸し風呂状態。熱中症や脱水症状にならない様に定期的に水分塩分は取るが、それでも限界になる奴もいた。大体倒れるのは飯を戻した奴だった。しかしこんなキツい練習をしても、誰1人辞める奴はいなかった。
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