晃は皆がちゃんと切れる様になったのを確認すると、切った物を屋台に持って行き、焼き方に廻り焼きそばを作り始めた。晃の手際の良さに皆感心していた。料理を作れる奴らに、5パックずつ作る様に指示を与え、自分は醤油焼きそばを作った。客が来店し始めると、どの種類が売れているかチェックさせ、それを元に作る量を変えた。ソース、塩、醤油が結構売れていた。(このままだと味噌が余って勿体無いな)と思った晃は、実行委員を捕まえ「スーパーに行ってバターを何箱か買って来て」と頼んだ。少しして実行委員が戻って来てバターを受け取り、辛味噌焼きそばに入れ試食した。(うんこれならイケるな)と思った。メニューにバターと付け加えた。これがいい方に出た。晃は他のメンバーに焼き方を指導した。晃は朝から休み無しで動いていたのでさすがに疲れた。休憩したのは1時を過ぎた頃だった。「ああ~疲れたぁ…」と言って教室に戻り、1人で昼食を食べていると、千佳が来て「晃君…お疲れ様…はいっ…ジュース」と言ってジュースを貰った。
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