予選前に文化祭があった。晃達のクラスは焼きそば屋に決まった。焼きそば屋でも「ただの焼きそば屋では面白くないなっ」って晃が言ったので、種類を増やす事になった。焼きそばの種類は、定番のソースに加え塩、醤油、それと辛味噌と何故か焼きうどんもする事になった。「じゃぁ…上杉君試作品作って来てよ」と山口沙也香が言った。「えっ!?何で?」と言うと「だって言い出しっぺじゃん?…それに上杉君料理出来るってバスケ部の人言ってたよ?…私達料理苦手だしぃ」と他の奴も言った。結局晃は押し切られて作る事になった。(余計な事言ったなぁ)と後悔した。帰りに晃は夕貴と一緒にスーパーに行き焼きそばとうどん、辛味噌を買っていった。「アキ兄達は焼きそば屋やるの?」と聞いた。「余計な事言っちゃったて俺が試作品作る事になった…」と言うと、夕貴は「口は災いの元だね…」と言った。「夕貴達は何するの?」と聞くと「私達は…メイド喫茶…だよ」と言った。「マジか?夕貴も着るの?」と聞くと「…うん…断ったんだけど…私も押し切られた」と言った。
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