試合は一進一退だった。小幡と千佳の2人は試合に見入っていた。「あの人達上手いね?」と千佳が言うと「うん…そうだね」と言った。沼田と徹が連れていた子達は興味なく、くだらない話しをしていた。誠が沼田にパスを入れ、得意のスカイフックに行こうとして、それを金城がボールを叩き落とした。沼田は得意技を止められ悔しがった。またパスが入りフックにいったが、同じ様に金城に止められた。金城はフックの弱点を見抜いていた。(フック弱点見抜いてるな…)と晃は思った。決着がつかず帰りの時間が近づいた。小幡が「マコっそろそろ行かないと怒られるよ」と言われそこで気がついた。「ヤバいっ集合の時間だっ」と徹が言った。晃は「あんた達高校生?」と聞くと渡嘉敷が「そうさぁ~N西さぁ」と言うと「俺達はS県のH高だよ」と言うと「お互い全国でまた会おうな」と宮里が言った。晃達は急いで集合場所の那覇空港に行った。時間ギリギリだった。飛行機に乗り地元へ帰った。玄関を開けると「お帰りぃ」と言って夕貴が飛び付いて来た。
※元投稿はこちら >>