翌月のホワイトデー前に晃が「夕貴…日曜日デートしよう」と言った。夕貴は驚き「何でっ?」と聞いた。晃は「少し早いけどチョコのお返し」と言うと「ホント?…いいの?」と満面の笑みを浮かべ言った。…日曜日になり2人は少し大きめの繁華街に出掛けた。晃が「最初少し気分悪いと思うけど、飯田さんへのお返し買うから付き合ってくれるか?」と聞くと「うん…いいよ」と言った。夕貴は少しも気分悪くなかった。大好きな兄と、ようやく初デートが出来たからだった。2人は小物を売ってる店に入った。晃が「ネックレスにしようと思うんだけど、どれがいいと思う?」と聞くと「予算は?」と聞かれ「3千円位」と言うと「分かった…その人どんなのが好きなの?」と聞かれたが「わからねーな」と言うと「そっか…アキ兄がいいなって思うやつでいいんじゃないかな?」とアドバイスをしてくれた。「私少し他見てくるね」と言って夕貴は店内を見物しに行った。晃はすぐに気に入ったのを見つけ購入した。夕貴を探し見つけると、夕貴はネックレスを手に取り見ていた。
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