晃は受け取った。「ありがとう」と言うと「あの…迷惑だと思うけど…えっと…上杉君が良かったらでいいんだけど…付き合ってる人いなかったら…あの…私と付き合って下さい」と言った。晃は「そんな事思ってたんだ…嬉しいけど…今俺…大好きな人がいるから…付き合えない…ゴメン」と言うと「…そうなんだ」と悲しい顔をした。「お返しはするよっ…」と言うと飯田さんは「ううん…いいよっお返しなんて…ゴメン…変な事言って…」と俯いた。晃は貰ったチョコを開けた。少しいびつだが心が籠もっているのが分かった。晃はチョコを食べた。そんなに甘くないビターチョコだった。「コレそんなに甘くなくて美味しいっ…俺の好きなヤツ」と言い笑顔を見せると「…ホント?…よかった」と言いまた俯いた。「絶対お返しするから楽しみにしてて…じゃっ…もう行かないと…ありがとうね」と言って晃は部活に行った。その後飯田さんには安物だが、銀のネックレスをお返しにあげた。飯田さんは泣きながら「ありがとう…大切にするね」と言い笑った。
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