夕貴は夜中の3時頃目が覚めた。晃が手を握ってまま突っ伏して寝ていた。(アキ兄…ずっとここに居たんだ…)と思った。それが夕貴には嬉しかった。夕貴はそっと起きてトイレに行った。戻って晃の肩からずれ落ちてる毛布を掛け直しベッドに入った。晃が目を覚ました。「んっ!?トイレか?」と晃が言うと「大丈夫…1人で行けたから…それよりアキ兄…私なら大丈夫だから自分の部屋で寝て?…風邪ひいちゃうよ?」と言った。晃は夕貴の額に手を当てた。「座薬効いたな…大分下がったみたいだな」と言い体温計を渡した。夕貴はそれを受け取ると腋の下に挟んだ。「7度8分か…大分下がったけど…まだあるな」と言うと「お腹すいた…お粥食べたい」と言った。「分かった…すぐ作ってくるから寝てろ」と言った。晃はキッチンに行きお粥を作った。味噌と梅干しを添えて持って行った。夕貴はお粥を食べ「ハァ…美味しかった」と言った。「お風呂シャワーだけでもするか?」と聞くと「うん…入る」と言った。晃は先に下りて風呂場を暖めた。
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