エロ話しほとんど無いから飛ばしてもOK
《6》
この頃になると溜まり場にも女が来なくなって来た。
そんなある時、溜まり場でヤってる奴等がいた。
穴を解放する直前だったから俺は諦めた。
ただ、知ってる顔だった。
同中の女、清予美だった。
清予美はヤの付く自由業の2号の娘。
解放された後、連れて来た奴に女の素性を話したら
「知り合いなのは知ってた。別にヤクザなんて怖く無い。所詮2号の娘だろ?関係無い。」
『俺の顔見られたから、脅されたら、お前の事言うけど勘弁しろよ。』
「大丈夫。そんなの怖く無い。」
その日の夜、帰り道で俺は拐われた。
暴力は無かったけど、本職に凄まれるとハンパなく怖い。
事務所まで連れて行かれてソファーに座らされた。
両脇にはこっち睨んでる若衆。
テーブルにはあり得ないくらい大きなガラスの灰皿。
奥からノッシノッシって感じでパンチパーマが近づいて来る。
ドカっと俺の前に座ると
しばらく無言で睨んだ後
「どう言う用件かわかってるな?」
『はい』
「どこのどいつだ」
『それは・・・言えません。』
テーブルをガンって蹴飛ばして俺のスネにガツっと当たる。
痛いが我慢。
両脇の奴の方が痛がってたw
「もう一度だけ聞くぞ、誰だ!」
『ツレは売れません。勘弁して下さい。』
両脇の奴が俺の両肩を掴んだと思ったら、鼻を思いっきり殴られた。
鼻血が噴き出すが、痛がらない。鼻さえ押さえない。
この程度の痛みなら柔道の練習の方がきつかった。
「お前いい根性してるな。おい!連れてけ!」
両脇の奴等に隣り部屋に押し込められた。
部屋で俺は完全放置。
何も言って来ないから、逆に怖かった。
怖いから寝れる訳無いし。
しかし、次の日の朝に解放された。
そのまま学校に行き、女を連れて来た奴を探したが居ない。
拐われたか?
仕方なく家に帰ったら親父に殴られた。
無断外泊。
考えたら、今迄一度も無かった。
本当の事は言えないが、素直に両親に謝った。
部屋に戻って着替え終わったらすぐに電話が鳴った。
清予美だった。
「久しぶり。あ、でも昨日チョットあったね。」
『あぁ、そうだな』
「チョットで良いから会えないかな?」
『あぁ、良いよ。どこに行けばいい?』
「じゃぁ、◯△公園で良い?」
『すぐ行くよ。』
電話を切ってすぐに公園へ向かった。
ツレが心配だったから、何か情報が欲しかった。
清予美もすぐに来た。
「ゴメンね。」
『いや、大丈夫。」
「それで、うちの親が俺君に迷惑掛けなかった?」
『あぁ、大丈夫だよ。』
「あそこで何が有ったか聞いた?」
『イヤ、何も聞いて無いけど、あそこに女の子が1人で来たら、想像は出来る。』
「そっか。昨日ね、ツレ君にナンパされて付いてっちゃったら、廻されちゃって、親にバレちゃった。」
『うん。』
「うちに帰ったら、さすがに泣いちゃって、親に見られて問い詰められちゃって。』
「知らない男って言ったんだけど、場所だけ言ったら、俺君に辿り着いたって言ってたから、迷惑掛かっちゃったかなって?」
『まぁ俺は大丈夫。だけどツレと連絡取れない。』
「分かった。親に言っとく」
『あぁ、頼む。自業自得だけど、俺のツレなんだ。』
公園の電話BOXで電話を始めた。
多分、親の所だろう。
電話BOXから出て、俺の所に戻って来た。
「多分大丈夫。」
『ありがとう。助かったよ。』
「これで、俺君に貸し1ね。」
『分かった。俺に出来る事ならなんでもするよ。』
「じゃぁ早速返して貰おうかな。」
『何?なんでも言って。』
「私、昨日ね汚されちゃったから俺君に綺麗にして欲しいの。」
『・・・分かった。じゃぁ取り敢えず、一緒にお風呂入れる所に行こうか?』
「うん、ヨロシク。」
なんだよ・・・清予美もタダの穴かよ。
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