《29》
ヤって無い女は休むのが多い。
ヤった穴は休まない。
その上、電話を掛けると休みの日でも出てくる。
『俺が困ってるんだから、黙って出てこいよ』とハッキリとは言わないが、黙って出てくる。
「女は好きか?」
オヤジさんからそう誘われた。
そう言う事なのか?
半年以上、同じ様な感じで過ごした。
1日1人程度、日曜日になると、4つの穴に入れた事も有った。
何人かにバレた事も有って、店を辞めた穴もあったが、新しく穴も作った。
夏になって店としても色々なイベントを行った。
浴衣週間とか、その頃流行ってたボンテージとか。
忙しく過ごしていた土曜日の夜。
いつもの様に、売り上げ等を事務所に運ぶと、珍しくオヤジさんがいた。
「おぉ、ちょうど良かった。明日オマエ休みだよな?欠員が出て困ってたんだ。明日、チョット付き合え。」
こっちの都合を聞く気は無い様だ。
『わかりました。』
朝9時に指定の場所へ行くとオヤジさんともう1人待っていた。
ヤクザのクセに朝早いなw
聞いても教えてくれなさそうなので、何も聞かなかったが、どこに行くんだ?
少し郊外のビルの地下の駐車場で車を降りた。
似たような外車が何台かあった。
ビルの内部にエレベーターがある。
そこで初めて説明された。
「今日、ここでパーティがある。エレベーターの前で招待客のチェックをしてくれ。」
招待券のサンプルを渡されて、客のチェックをすることになった。
12時になったら、上がって来いと言われた。
5階以外は止まらない様になってるそうだ。
見るからにヤクザやどっかのお偉いさんっぽい人や色々な人が通った。
11時30分を最後に誰も来なくなった。
12時を10分程過ぎたので俺も5階に上がった。
エレベーターを降りたらそのまま部屋の中だった。
奥にはステージがある。
オヤジさんと一緒居た人に壁の隅で終わるまで待ってろと言われた。
何が始まるんだ?
誰かのショーでも始まる雰囲気じゃ無い。
12時30分を過ぎた頃さっきの人が司会を始めた。
一通り挨拶を済ますと
「それでは手元の資料をご覧になりながら、進めさせていただきます。エントリーナンバー1番。→←高校2年17歳の処女です。」
そう言うと袖から裸の女の子が連れて来られた。
ここから見ても分かるくらい震えている。
「それでは始めます。最初は130から」
セリが始まった。
人身売買だ。
どうやら借金などのカタになった女を競り落として、金を稼がせる様だ。
130で始まって、300で落札された様だから130万の借金がこの時点で300万
最低600万稼がないと解放されないだろう。
この先どう言う人生を歩むか想像出来る。
次々と女が出てくる。
若い子から40代の女性も居る。
やっぱり若いと値段も高い様だ。
可哀想だとは思うがどうする事も出来ない。
無事に?終わり。客はみんな帰って行った。
売れ残りは2名
残った2人は他のスタッフが何処かに連れて行った。
俺はオヤジさんと司会と3人で帰った。
「今日は良かった。売れ残りも少なかったし売り上げも伸びた。これは駄賃だ。」
封筒を渡された。
「分かってると思うけど、他言無用だからな。」
『分かってます。』
別れた後、貰った封筒を確認した。
15入ってた。
どうしよう。
返したい。
こんな金いらない。
どうする事も出来ない。
なんか辛くなってきた。
仁美に連絡してみた。
「俺君?久しぶりね。どうしたの?」
『日曜日なのにゴメンね。今から会えないかな?』
「今日は遅くまでは無理だけど、それで良ければ。」
『うん。ちょっとでも良いから会いたい。』
会ってホテルに直行した。
とりあえずフェラで抜いてもらった。
ねっとりしたフェラは相変わらず気持ちいい。
今度は俺が攻めて指と舌で1回逝かせてから挿入れた。
いつも以上に攻めまくった。
「もっと・・・もっと突いて・・・・気持ちいい・・・・・」
『ここか?ここが良いのか?』
「そう・・そこ・・・そこがいいの・・・もっと激しく・・・狂わせて」
なんだろう?
こう言う言い回しは珍しいな。
ロングストロークで突きまくった。
我慢する気は無かった。
『逝きそう。顔に掛けても良い?』
「私も逝きそう。そのまま膣内で出して良いから・・・逝かせて」
膣内で出した後も抜かずに抱きついていた。
「気持ちいい。そのままもっと激しく突いて。」
『うん。行くよ。』
ますます珍しい。
今まで聞いた事ないセリフ。
抜かずに突きまくった。
「我慢しなくて良いからね。私で逝って。」
『うん。逝きそうだけど、膣内で出して良い?』
「良いよ。私で逝って。我慢しないで。」
また膣内で出した。
この穴は気持ちいい。
気持ちいいだけじゃ無く、落ち着く。
シャワーを浴びてベットで抱きつきながら
「大丈夫よ。俺君は大丈夫。」
『何が?』
「何も聞かないけど、なんかあったんでしょう?」
『分かるの?』
「そりゃ分かるよ。電話の声も元気無かったし、会った時も辛そうな顔してたもん。」
『そうなんだ。気が付かなかった。』
「俺君も大人の男になったんだね。言えない事も有るんだろうけど、俺君は大丈夫よ。」
『ありがとう。なんか落ち着いたよ。自分じゃどうする事も出来ない事で悩んでた。』
「大丈夫。私には分かるよ。俺君は大丈夫。」
ホントに落ち着いてきた。
この時、仁美は47歳だった。
ダンスのインストラクターをしてるからなのか、スタイルは良いし、年より若く見える。
大人の女には分かるのかな?
(大丈夫)は勇気が出る言葉。
本当に落ち着いてくるし、救われた。
仁美は敢えて、連呼したんだろう。
様子がおかしかった俺を元気付ける為にしてくれた。
さすが良い女w
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