ただ試合になると相手は中々晃を止められなかった。利き手がないそれだけで相手を翻弄した。部活で仲間が「どっちで来るか読めないから迷う」と言った。その上3Pの決定率も6割強と高かった。…話しを戻す。晃はすぐにバスケ部に入った。同じ中学の先輩で元キャプテンの内藤陽介(2年)がいた。晃と晃の相棒の丸山誠と岡島徹の入部を喜んだ。誠は170で高さは無いが、抜群のスピードとパスセンスが武器で、徹は180でジャンプ力の高さとリバウンド力が武器だった。早速1年対2、3年の紅白戦が組まれた。1年は全部で7人が入部。本番形式の試合だった。3年は5人で、2年は6人だった。2、3年チームはキャプテンの上田(C)と副キャプテンの土屋(F)が外れ、内藤(F)、武田(3C)小幡(3F)馬場(3G)高坂(2F)が出てきた。晃達1年は、晃(F)誠(G)徹(F)松本(G)沼田(C)でスタメンを組んだ。晃は先輩達のスタメンを見て(舐められた)と思った。エースの真田先輩(2F)が出ていなかったからだ。
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