晃は不思議な感覚だった。あれほどやられた里見の動きがスローに見えた。里見がパスをしようと動いた。晃は(あっ?取れる)と思い手を出しボールを叩いた。里見より速くこぼれ球に反応してコレを抑えて速攻に行き決めた。10点差にした。晃はコート上の全員の動きが、手に取る様に分かった。里見が攻めてくる。児玉がスクリーンを掛けに来た。しかし晃はそのスクリーンをスルリと交わした。そのまま晃と真田がWチームで里見を追い詰めた。晃がボールを叩き真田が拾った。ボールを貰った時に晃は真田に「俺がアイソレーションで行く」と告げた。真田はえっ?とゆう顔したが、晃の雰囲気がいつもと違う事に気がついた。晃と里見の一騎打ちに会場の視線が集まった。里見も敢えてその一騎打ちを受け入れ、DFに集中し腰を落とした。晃が3回程フェイクを入れた。里見の右が弱いと感じた。晃は里見の右側から抜いた。会場が「わっ!!」と沸いた。結城がヘルプに跳びブロックをしに来た。晃はボールを持ち替えWクラッチで、結城の手を交わしリバースで決めた。
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