里見は本気を出した。晃はリードで少し気が緩んでいたので、里見の突破を止められなかった。里見は徹に当たりながらもシュートを決めた。このプレーがS大を生き返らせた。ボーナスも決めた。S大はハーフコートマンツーをして来た。晃は追い詰められ苦し紛れに、誠にパスを出した。それを狙われ速攻をくらい連続失点した。一気に5点を返された。S大は本性を剥き出しにしてH高に襲いかかった。15点あった点差がみるみるうちに5点差となり、そこで第2Qが終わった。第3Q開始直後に晃はスクリーンに掛かり、里見が3Pを決めた。S大はオールコートでマークに来た。晃は里見と児玉にダブルチームをされてボールを失った。同点に追い付かれた。晃はショートパスや、ロングパス等を出したが、それも狙われて次々と失点をして、第3Q開始4分で15点差にされた。H高はTOを取った。H高メンバーは冷静さを失い掛けていた。晃はどうすればいいか考えた。誠に「ボールを入れる時ちょっと工夫してみよう」と言った。
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