現地で解散して夕香の車に乗った。「晃君…大丈夫?」と夕香が聞いた。晃は「はい…何とか」と答えた。夕貴が言った。「怪我が治るまで私が色々手伝ってあげるね…アキ兄何でも言ってね?」「ありがとう」…夕貴はこの後、言葉通り晃を助けた。晃は献身的に助けてくれる夕貴を好きになった。Tシャツを着替える時や、湿布を張り替える時、夕貴は率先してサポートしてくれた。晃は175あった。それに対し夕貴は150なので、風呂上がりに頭を拭く時、晃は中腰になる。すると晃の目の前に夕貴の胸が来るし、更に視線を下に向けると、夏なのでショートパンツの生足が目に入る。思春期真っ盛りの男には拷問である。そんな時だった。神様の悪戯か晃の部屋の蛍光灯が切れた。夕貴が「私が替えてあげる」と言い、椅子を足場にして替えてくれた。夕貴が降りようとした時、バランスを崩した。晃は咄嗟に右手で夕貴を支えた。夕貴がしがみつく格好になった。「大丈夫?」「危なかったぁ…ありがとう」と言って顔を上げた。
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