晃は誠に言った。「向こうの9番ファールアウトにするからパスくれっ」誠は頷いた。晃はパスを貰うとすぐに突っ掛けてシュートを行った。ピーっ!と笛が鳴るのと同時にゴールが決まり、審判が「白9番っ!ハッキング、カウントワンスロー」と言った。渡辺は3つ目のFを取られた。コレでS高のチームFは4つなり、次のFから無条件でH高のフリースローが与えられる事になった。成田が渡辺に「ナベ気をつけろ…狙われてるぞ」と言った。晃はこの会話を聞き(さすが成田さん…分かってる)と思った。晃は落ち着いてボーナススローを決めた。渡辺は一時ベンチに退いた。代わって入って来たのは、忍(おし、1、G、170)だった。晃達の中学時代のチームメートだった。晃は「忍…久しぶり」と声を掛けたが無視された。忍はDFが良かった。OFは晃、誠に続くシューターだった。晃はそのイメージを持っていた。忍が入ってS高のリズムが変わった。忍のOF力が上がっていた。晃は抜かれてシュートを決められた。
※元投稿はこちら >>