「ノン君、気を使ってくれてありがとう」みなみちゃんが小声で言ってきた
「山田が出かけたらゆっくり話するから、それまで会社の話するね」
「うん」
「製造は村松さんと、中嶋さんが仕切ってる。二人は口うるさいけど仕事ができるから誰も二人には逆らわないんだ。」
「そうなんですか、女性で仕切ってるなんて凄い」みなみちゃんも話を合わせてきた。10分くらい話していると山田が顔を出した。
「それじゃ行ってくる」みなみちゃんは山田を見送りに行った
「行っちゃった。」みなみちゃんはうつむき加減だった。
「週に4日くらいは泊まりに行っちゃうの」
「そうたんだ」
「偽装結婚だってわかってたけど、結婚してから1度も一緒のベッドで寝てくれたことないの」みなみちゃんは泣き出した
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