3時に俺達は休憩室の隅に集まった。俺が何か叱られていように見えるのか、他の人たちは距離をおいている。
「まずは会った瞬間に自己紹介をしちゃう、旦那さんと同期の町田憲之です、結婚式はインフルで行けませんでした、みたいな感じで」村松さんの言葉を俺はメモした
「そのあとはされ気なくふるまって、二人きりなるチャンスをうかがって事情を話す」中嶋さんも真剣だ。
「いい、みなみちゃんの人生かかってるんだからしっかりね」村松さんが俺の肩を叩いた。うなずく俺を遠くから課長が心配そうに見ていた
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