「ここ二、三年はデリヘルにはまってて、ラブホに一人で入って電話で女の子を頼むんどけど、ここ半年は同じ子をたのでた」
「ふ~ん、何歳くらいの子?」
「同い年だよ」
「意外、絶対ロリ系頼んでると思ってた」
「話が合うからかな、ネットで見た映画の話とか、どこで買い物するとか」
「話し相手がほしかったの?」
「そうかもね、会社の女性たちはなんとなく怖いし」
「そうね、こうやってわかり合うまではノンのこと遠ざけてたかも」
「麻衣は特に怖かったよ」
「もう、そこは嘘ついてもいいんじゃない」麻衣さんは俺にじゃれついた
「それで、どこまで話したっけ」
「同い年の子を使命するようになったとこまで」
「そっか、デリヘルのサービスはどこも一律一緒で、ディープキスが標準サービスになってて、最後は口に出していいけど、本番は禁止されてる」
「ふむふむ」
「そこでその子とキスの研究をしたんだ。顔を見ながらゆっくりキスを楽しんだりして、キスで盛り上がる研究」
「どれくらいキスするの?」
「あって一時間くらいはキスしたりしたよ」
「うわ~、どうりで上手くなるはずね」麻衣さんは軽くキスをしてきた
「その子が先週、もう会えなくなるって言って…」
「どうしたの、言いたくない?」
「最後だから、感謝の印に生で中出ししていいって」
「え~、生でなるって出しって、ノンの童貞をそのひとが奪ったの」
「その、中出しは初めてだったけど、ゴム着けて入ったことはあるから」
「もう、そこは嘘つくの」麻衣さんは俺の鼻を軽く噛んだ
「あっという間に出ちゃったんだ」
「そう、その子にまた会いたい?」
「もう麻衣や由実さんがいるから会わなくてもいいけど」
「いいけど?」
「その子、みなみちゃんて言うんだけど」
「本名じゃないでしょ」
「源氏名はミクって言ってたけど、俺には本名で呼んでほしいって」
「気にいられてたのね、同い年のみなみちゃんに…みなみちゃん?」麻衣さんは少し考えて
「まさか!」
「そう、山田の奥さん」
「ええ~」麻衣さんは大きな口を開けて固まった
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