「あら、名コンビ」由実さんが俺に声をかけた
「いつも仲がいいわね」麻衣さんも微笑んだ
「ふたりもいつになく仲がいい感じですよ」美雪さんの言葉にツートップは顔を見合わせて笑った。
「よかった~」俺に話題が及ばなかったことで俺はほっとした。
水曜日が来た。昼休みにノンちゃん先生から電話があった。
「やあ、元気かい?夕方、妻が君のマンションに迎えにあがるよ」
「そんな、大丈夫ですよ」
「いや、麻衣さんに正式にご挨拶させてもらうよ、これから親戚みたいなもんだし」
「そうですか、では」
「それから、まず病院によってもらうよ、ナオキとお母さんが入院の準備で顔をだすから」
「ええ、わかりました」
「それから、母が何か企んでるけど、いつものノンくんの元気な姿を見せてくれればそれでいいから」
「何を企んでるのかな?」
「それも含め、楽しんでよ」
夕方、6時に里帆さんがマンションにやってきた。麻衣さんの大好きな洋菓子の詰め合わせをもってきてくれた
「麻衣さん、ノンくんにお世話になるけどこれからもよろしくお願いします」里帆さんが深々と頭を下げた
「そんな、あたしが恐縮しちゃいますよ。ノンを独占できないのはわかってますから」見つめ合うふたり、まずい方向に進まないように俺は抱欠ける準備をした。
「それじゃ行ってきます」俺は麻衣さんにキスをして駐車場に向かった
車に乗り込むと里帆さんがキスをしてきた
「少しの間、あなたを独占できるわ」スカートの中に俺の手を導く里帆さん
「ちょっと、ここじゃまずいよ」
「ふふ、焦っちゃって、可愛い」里帆さんは車をスタートさせた
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