「ノン、もしかしてまた起ってる?」ハンドルを片手で握ったまま由実さんの左手が俺の股間に伸びてきた
「そんなことないよ」
「でも固くなってるよ」由実さんがちらりと視線を俺に投げた
「またいちゃついてる~」みゆうさんが俺の脇に顔を出した
「みゆうちゃん、ノンったらメールノンちゃんのメール見ながら起ってるのよ」由実さんが運転しながら言った
「どれどれ、ほんとだ」俺の股間に触れたみゆうさんが言った
「あれだけエロいことしといて、まだ足りないみたい」エロいことを俺がされたのだ!
「ねえ、お兄ちゃんからのメール見せてよ~」
「ダメ、これは男同士の大事なメールだから」
「ふふ、よっぽどエロい写真が添付されてたのね」由実さんが笑う
「もう~、ノンくんのけち、今度いっぱい寸止めでいじめてやる~」みゆうさんが後ろの二人に報告に行った
サービスエリアで休憩がてらご当地アイスを食べ、車の運転を俺がすることになった。助手席にはみなみ先生が座った。
「ねえ、ノンちゃんからのメールの内容少し教えて」口調がみゆさんと比べると大人っぽい。
「その、ナオキのこと聞いてる?」
「ええ、大筋は」
「そのナオキのお母さんの白血病の治療をノンちゃん先生の病院ですることになったって」
「そう、高額の新薬の治験を総合病院でしたがってるって聞いてたけど、それで勢い勇んで駆け付けたってことね。ノンちゃんにしてはがんばってるわね。あなたという分身が出来たことでフットワークが軽くなったのかも」みなみ先生は優しい笑みを俺に向けた
「ノンちゃん先生の分身か…、なんだか松田家の人たちによく言われる気がする」
「そうね、皆に同じに愛情を注がなくてはならないから、肉体的に負担がかかっているみたい。女性陣は皆適齢期だから」
「俺はまだ家庭は麻衣さんとだけだけど、3家族を背負う責任はかなりのものなんだね」
「あなたが理解してくれて、彼も喜んでるわ」みなみ先生の手が俺の左手に触れた
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