5人での食事は楽しかった。妖しい魅力を放つ60歳と50歳の美女、元気で笑顔がキラキラしている10歳と7歳の少女、食卓に笑い声が絶えなかった。
「ママ、お兄ちゃんがいると楽しいね」みらいちゃんが俺に手作りプリンを食べさせてくれた
「そうね、男の子がいるとほんと楽しいわ~」里帆さんも楽しそうだ
「これ、みらいちゃんの手作りプリンね、美味しい、みのりちゃん弟とか欲しい?」
「うん、欲しい~、弟がいたら毎日可愛がってあげる~」みのりちゃんは俺の頭を撫でた
「ノンくんはみのりちゃんの弟なの~」美保さんは笑った
「うん、おっきな弟~」みのりちゃんが俺に抱きついた
「みのりお姉ちゃん」俺は可愛い声で言った
「やだ~、お兄ちゃんあんまり可愛くない」みらいちゃんも笑いながら俺に抱きついてきた
「ふたりともお兄ちゃんが大好きなのね~、そうだ、里帆、もう一人いけそうじゃない」
「ちょっと、お姉さん」里帆さんはプリンを喉に詰まらせせき込んだ
「いけるわよ、家の病院での高齢出産の最高記録は53歳だったはずよね、あなたあとふたりはいけそうじゃない!」
「お姉さん、無理ですよ~、ノンちゃんがその…」
「何もノンちゃんの子供じゃなくても、ノンくんの子供でもいいじゃない」美保さんがさらりと恐ろしいことを言っているので俺は話題を変えようとみのりちゃんに話しかけようとした、その瞬間、
「そうですよね、ノンくんの赤ちゃんなら」里帆さんが目を輝かせた
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