水曜日が来た。俺は予定より10分早くノンちゃん先生のマンションについた。玄関のドアを開けたのはお姫様たちだった
「お兄ちゃん、いらっしゃ~い」昨日美雪さんが選んでくれたシャツとジャケットに身を包み、子供たちお土産を差し出した。もちろん美雪さんのセレクトだ
「お兄ちゃんかっこいい~」みのりちゃんが俺の手を握った
「みらいも~」お土産を片手に持ったみらいちゃんがもう片方の俺の手を握った。二人とも髪型も服装も少し大人っぽくなっていた。
「今日ね、おばあちゃんが来てるんだ~」みのりちゃんが無邪気に言った
「いらっしゃい」廊下の奥に里帆さんが立っていた。その後ろから高価なドレスを身にまとった女性が立っていた
「はじめまして」その立ち姿はとても美しいと感じた
「は、はじめまして」俺があいさつをするとその女性は微笑み
「あなたが、ノンくんね、里帆と家のノンちゃんの大事なお友達のようで」
「そんな、こちらこ仲良くさせてもらって」俺はその女性から目を離せなかった。
「さあ、いらして、この家ではゲストにハグをして歓迎するならわしですから」
「はい」俺は吸い込まれるように女性の腕に飛び込んだ。早急なフレグランスの香り、女性のエレガントさ、ノースリーブのドレスから伸びた美しい腕が俺を包み込んだ
「いらっしゃい、ノンくん、美保です」
「はい、美保さん、お会いできて幸栄です」
「お上手ね」俺は腕の中の女性を離したくなかった
「ノンくん、ちょっと時間が長いみたい」里帆さんが俺に囁いた
「あっ、ごめんなさい、つい、魅力的なんで、離れたくなくて、初対面の女性に失礼ですよね」
「そんなことないわよ、あなたの情熱を感じたわ」美人女医と目が合った。俺は固まっていた。俺が目の前にしている女性は俺が過去に会ってきたどの女性よりも魅力的に輝いていた。
「美保さん、もう一度だけ、ハグしてもいいですか」
「ええ、どうぞ」俺は美保さんを抱きしめた。
「あなたさえよかったら、朝までこうしてる?」耳元でささやかれた言葉は魔法のように俺の脳裏に、そして下半身に響いた
「嬉しいは、こんなおばあちゃんに反応してくれるなんて」
「すいません、俺、今まで出会った女性の中で、美保さんが一番魅力的だな、なんて思ってたら、つい」俺はたじたじになっていた。
「あなた、本当に可愛いわね。男嫌いの里帆が夢中になるはずだわ」美人女医は俺の耳たぶを軽く舐めた。感激と興奮で俺は床に両膝をから崩れた
「ノンくん」俺を支えようとする里帆さんを、美保さんが制した
「ノンくん、わたしもあなたに夢中になってしまうかも」美保さんは胸の谷間がのぞくドレスの胸のあたりに引き寄せ、そして強く抱きしめた。圧倒的な幸福感、鼻腔をくすぐるフレグランスの香り、漂う大人の色香、そして豊かな胸に包まれた興奮、俺はトランクスの中で暴発してしまっていた
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