「さあ、乾杯しよう」美雪さんのマンションに着くとジンジャエールで乾杯した。
「姉さん、なんでジンジャエール?」
「美海、シャンパンじゃないか~」山田が笑った
「赤ちゃん出来てるかもしれないの、ノンの」
「ええ~、ずるい!」美海さんが頬を膨らませた
「ごめんね、美海、でも今はあなたには山田君がいるんだし」
「美海、その通りだよ」山田が美海さんの手を握った。
「そうだよね」美海さんは山田の肩にもたれかかった
「もう、お熱いこと、ノン、わたしたちも」美雪さんが俺にキスをした
「姉さん、ノンくん自粛中!」
「ねえ、美雪さん、何か話でも?このメンバーで集まるなんて」
「実はね、姉のことなの。あなた明後日、また里帆さんの所行くでしょ、その時、ノンちゃんは当直、わたしも当日は来ないようにと言われてるの」
「どうしてですか?」俺は意味が理解できなかった
「ノンくん、姉の美保は魔性の女なの」美海さんが言った
「えーーーーーーー」俺と山田は同時に叫んだ
「そうよ、だから美海は山田君を姉に会わせないようにしてるし、わたしだってノンくんを会わせたくないもの」
「ちょっと待ってくださいよ、俺いけにえか何かにされちゃうんですかーーーー!」
「そこまでは、でも彼女にはまったら抜け出せなくなるわ」美雪さんと美海さんの表情から微笑みが消えていた
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