シャワーを浴びて少し落ち着いた。昼食を取りながら麻衣さんはノンちゃん先生のことを話した
「奥さんの里帆さんは才女だって前話したよね。里帆さんの打ち出す企画が人気で、一度あの病院で出産した女性は、2度目、3度目は必ずあの病院で出産するの」
「へえ~、サービスいいの?」
「そうね、産前産後に宿泊する妊婦さんは最近多いんだけど、特に素敵な部屋で豪華な食事をゆっくりと味わえるのが今は当たり前になってきちゃったけど、それにさらにプラスアルファがあるの」
「どんな?」
「これはトップシークレットよ、情報ソースは明かせないは」どうせまりんちゃんなんだろと思いながら俺は真顔でうなずいた
「看板娘っているでしょ、あの病院は女性専用だから看板息子が必要だと考えて、それにノンちゃん先生が選ばれたの」
「なるほど」
「彼が、出産前夜、特別なサービスをしてくれるの」
「一緒に料理食べながら楽しい話でもしてくれるの?」
「近い、妊婦が望むサービスを基本何でもしてくれるのよ」
「何でもって、どんな?」
「いろいろ」
「え~、教えてよ」
「例えば、そうね、妊婦のヌード撮影とか」
「えーーーーーーー」
「もう、驚きすぎ、妊婦ってエッチした証拠を世間にさらしているわけだから、開き直って大胆の行動をするもんなのよ。その心理をついた里帆さんの企画がウケたのね~」
「そんな、ひとりかふたりだろ」
「それが、今は全員みたい」
「でもさ、それ家に持ち帰って旦那にみつかったらどうするの?」
「持ち帰らないの、ノンちゃん先生が保管しているの。そして希望があれば完全消去してくれる。思い出としてまた見たくなったら予約をすれば見れるってわけ」
「銀行の貸金庫みたいな感じかな」
「そうね、閲覧するときは必ずノンちゃん先生も同席するの。旦那さんにナイショで二人の思い出を共有するドキドキ感、誰も抜け出せなくなるみたい」
「恐るべし、妊婦フェチ!」あの爽やかな笑顔の青年医師が…
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