抱き合ったままさやかちゃんが上空を見上げた
「さやかね、あの星がお父さん、その横の星がお母さんってずっと思って生きてきたの」さやかちゃんは星を指さした
「お父さんとお母さんとはもう会えないけど、いつも見守ってくれていて、そしていつもママがいてくれて」
「さやか」俺は少女を抱きしめた
「お兄ちゃん、いつまでもさやかのそばにいてね」
「ああ、放さないよ」
「それじゃ、誓いの言葉」
「えっ?」さやかちゃんは間を入れて口を開いた
「汝、町田憲之は村松さやかを生涯愛することを誓いますか」俺は手の平をかかげた
「はい、誓います
「お兄ちゃんの番だよ」
「ああ、何時村松さやかは町田憲之を生涯愛することを誓いますか」
「はい、誓います」俺たちは満天の星空の下でキスをした
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