金曜日が来た。この日、俺と由実さんのおとまり会が実施される。休憩時間に由実さんと目が合った。由実さんは笑顔で軽く頭を傾けた。俺も笑顔を返した
「おいおい、高校生じゃあるまいし」俺の横を山田が通りかかった。確かに俺たちはウキウキしていた。まるで初デート前の恋人たちのように
「それじゃ、6時に迎えに行きます」俺と由実さんは定時に仕事を終え、駐車場でわかれた。マンションに着くとシャワーを浴びた
「楽しそうね」風呂上がりの俺に麻衣さんが声をかけた
「山田に高校生か、って言われたよ」
「あなたが楽しそうだとあたしも嬉しい」俺は麻衣さんを抱き寄せた
「おとまり会、行ってくるね」
「ええ、楽しんできて」
俺は村松家のチャイムを鳴らした。すぐにさやかちゃんが顔をのぞかせ、中に入れてくれた
「お兄ちゃん、いらっしゃい」さやかちゃんはセーラー服姿だった。俺は思わず生唾を飲み込んだ
「お兄ちゃん、セーラー服好きでしょ~」
「はい、大好きです!」
「来週はさやかとおとまりしてくれるんでしょ」天使は笑顔で俺に抱きついた
「もちろん、今夜は由実さんとおとまりだからこれくらいにしとこうね」
「ええ~」さやかちゃんは笑顔で俺にしがみつき身体を左右に振った。胸が当たる!夕べから抜いていないのに、俺の下半身が危険ゾーンへ突入しそうだ!
「さやか、来週まで我慢しなさい!」由実さんの声がした
「は~い」さやかちゃんが俺から離れた、この小悪魔め!
「ノン、行こう」シャンプーの香りが俺の鼻腔をくすぐる
「由実さん、凄い素敵」
「ありがと」俺はしっかりメイクの由実さんの手を握り、村松家の玄関を出た。そしてコンビニで買った飲み物と食料を積んだ車に乗り込み、速攻で近くのラブホに入った
「ノン、早くしたい」
「由実さん、俺も」俺たちはまるで初エッチを迎えるカップルのようにときめいていた
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