村松さんが定時で帰り、俺は一時間後に会社を出た。課長がしきりと俺を心配していた。帰りに同期の山田と一緒になり、駐車場まで一緒に帰った。山田は同級生と3年前に結婚していた。
駐車場にはまだ中嶋さんの車があった。いざとなったら山田が何とかしてくれると俺は思っていた。
「お疲れ」山田が先に車に乗った。俺は中嶋さんの車の脇を通って自分の車に乗ろうとした瞬間、あの声がした
「お疲れ、オタク。お前あいつといるとホモが移るぞ」中嶋さんは毒づいた
「お疲れ様でした」俺はそそくさと車を走らせた。かなり離れて中嶋さんの車が着いてきていた。俺は何も知らず、村松さんの家に着いた。
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