「お帰り、ノン」玄関を入ると麻衣さんが抱きついてきた
「ただいま、中に入れて」
「ダメ、キスしてくれないと通れないの」麻衣さんはおどけた
「通らせてください」俺は麻衣さんの口唇に軽くキスをした
「あ~姉さんの味がする」俺は一瞬固まった
「もう、ノンったらすぐ焦る」
「だって」
「姉さんの口紅の味がしたんだ~、さやかちゃんはリップしか付けないからね」
「見事の推理です」俺は麻衣さんを抱っこしてリビングに入った
「何か飲む?」
「麻衣さんの蜜が吸いたいな」
「バカ、いっぱい吸ってきたくせに、会いたかったよ、ノン」
「麻衣さん」俺たちはしばらくお互いの口唇の柔らかさを確かめ合った
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