金曜の朝礼で課長が親睦会の話をした。参加者は10名くらいとその家族5名程度が参加の予定だという。松田さんはご主人と妹さんを参加させるらしい。正直どんな飲み会になるか楽しみだ。課長がぶっ飛ぶこと請け合いだ。
「松田トーイの社長来るのか?」山田が俺に耳打ちした。
「そうらしいね」俺はとぼけた。
「いよいよなのかな」
「いよいよって?」
「松田トーイによるうちの会社の買収」
「買収?」俺には縁のない言葉だ
「誰にも言うなよ」山田はデスクに戻った
「おはようございます」朝の定例ミーティングは松田さんが司会となった
「ねえ、美雪、旦那連れてくるんだって?」村松さんが松田さんに聞いた
「親睦会ですね、連れてきますよ、お二人にも紹介したいから」
「紹介したいって、変態旦那最近どうなの?」
「相変わらず変態ですよ、寝取られに目ざめてから、毎日オナニー三昧です」
「ならいいけど、皆の前で変なプレイとかしないでよね」
「それもいいかな~」
「ちょっと、美雪さん」俺が割って入った
「冗談よ、教育上良くないしね。いよいよ今夜ねノンくん」
「そうね」中嶋さんが加わった
「何かプランでもあるの」松田さんも気になるようだ
「トランプでもやろうかなって」
「えっ」二人が顔を見合わせた
「さやか、いつも二人でトランプしてるから、たまには三人でしたいんだった」
「その気持ちわかるな」中嶋さんも感じていたのかもしれない
「さやかちゃんの喜ぶ顔が何よりですよ」
「ほんと~」俺の言葉に松田さんが疑惑の目を向けた
「さやかちゃんが寝たら、由実さんとガンガンやるだけですよね、その時覗きにきてくれるといいけど」
「覗かせ作戦か~」
「さやかちゃんが反応したらどうするの?」
「その時は、さやかが望むところまでしてもらおうと思ってるよ」村松さんは覚悟を決めていた
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