さやかちゃんに電話するまでの10分間、麻衣さんは俺の口唇を奪い続けていた。
「さあ、時間よ」やっと口唇が離れた
「もしもし、さやかちゃん」
「お兄ちゃん」女子高生の生き生きとして声がした。
「遅くにごめんね」
「ううん、お兄ちゃんの声聞きかったの」もう、可愛い、可愛い過ぎる!麻衣さんの視線が突き刺さった
「あのさ、明日夜会いに行くよ」
「ほんと、嬉しい」さやかちゃんの笑顔が目に浮かんだ。
「それじゃ、もう遅いから、おやすみ」
「お兄ちゃん、またキスしてね、きゃは、おやすみなさい」電話が切れた
「ノンがキスしたことになってるね」
「ですね」俺たちは顔を見合わせた
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