「さやかが元気ないから、聞いたらノンくんに会いたいんだって」
「ノンくんのこと好きになっちゃったのね」
「そうみたい、明日来てもらおうかな~」
「さやかちゃんと二人で話す時間作ってあげたら。」
「そうかな、もうそんな年頃になったのか~」
「子供の成長はあっという間でしょ。あたしもさやかちゃんと同じ年頃で一途に男のこと思ってたし。ノンくんなら安心でしょ」
「そうだね、ノンくんに電話して聞いてみよ」
「今、隣にいるよ」
「ちょっと~、麻衣と一緒に住んでるわけ!」
「そうじゃないけど、帰りたくないって言うから」
「もう、油断も隙もあったもんじゃない!」
「起こられちゃった」麻衣さんが軽く舌を出した。すると俺のスマホに着信があった。
「はい、町田です。」
「何かしこまってるのよ!麻衣ん家に転がり込んでるんだって」
「はい、すいません」
「怒ってないけど、あたしもかまってよね」
「はい、喜んで」
「明日家に来てくれる?」
「行きます!」
「それじゃ、あと10分したら、さやかお風呂出るから、電話してやって、いい、あたしのと絶対忘れないでよ!」
「わかってます。由実さんのこと大好きですよ」
「もう、あたしだって大好きよ、ノンくん」電話が切れた
「さすがにもうキスしちゃったとは言えなかったね、それからあたしも大好きよ
ノンくん」
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