「麻衣さ~ん、俺、逮捕されちゃうかも」両手に買い物袋をぶら下げて玄関で俺は膝をついた。奥から麻衣さんがやって来た。
「ノン、どうしたの、即尺して欲しいの?」
「違うよ、俺、淫行で捕まっちゃうかも」
「もう、あたし女子高生じゃないわよ、って、さやかちゃん?」
俺は事情を説明した。
「キス一回無料券を渡す時にすでにキスをしてしまったわけね」俺は泣きべそ状態だった
「もう、泣かないの」麻衣さんが俺の頬にキスをした。
「あの子の中でノンの存在が大きくなりすぎたのね。わかるわ、その気持ち」麻衣さんの目が遠くを見ていた。自分の過去を思い帰しているのだろうか?
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