「あの娘の手紙にね、あなたを愛してしまったと書いてあったわ。デリヘル嬢として知り合って、偶然再会出来たことも」山田がドキリとするほどセクシーな目で俺を見た
「あなたとの関係をとやかく言うつもりは無いわ。だからあたしのことも干渉しないで欲しいの。あたしと社長の関係」
「そんなつもりはないよ」
「そう、だったら村松とか中嶋、黙らせて」山田の目がきつくなった
「言っとくよ、彼女たちはお前の披露宴にも出席してるから、みなみちゃんのことが気になっただけだから」
「そう、以後無いわね」
「ああ、大丈夫だと思う」しばらく沈黙があった。山田はずっと俺の手を握っていた
「あのね、あたし、不幸な家庭に育ったの。あなたは中流家庭に育ったってよく言うけど、最下流の生活ってわかる、身体を売らないと生活出来ない辛さわかる」山田は目を見開いて目前まで顔を近づけた
「わからない、かな」
「あたしが最初に身体を売ったのは小学校3年のどっからだった、母親は父親が突然亡くなってからソープで働いていたの。そこのハゲでデブな経営者にあたしは身体を売らされたの。母親の目の前で」俺はあまりの衝撃に言葉を発することが出来なかった
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