「今日はこの辺で勘弁しとくね」満足した二人は俺を解放してくれた。
事務所の戻るとまだ山田は休んでいた。
「山田にしては珍しいな」課長が気にしていた。
昼休み、会社用のケータイに山田から連絡が入った。
「夜、みなみの件で話したいことがある、何時にこれる?」
「6時かな」
「それじゃ待ってる」
「ああ」やはり山田は落ち込んでいるようだった。
山田の家に行くと3時の休み時間に村松さんと中嶋さんに伝えた。
6時5分前に山田家に着いた。チャイムを押してしばらくするとドアが開いた。中に入ると、セミロングの髪に白のサマーセーター、薄い緑のロングスカートの後ろ姿
「みなみちゃん」俺は声をかけた。
「もどって来たんだね」俺は内心複雑だった。ドアを閉め、みなみの後ろ姿に近寄ると振り向きざまにキスをしてきた。口唇の感触が少し違っていた
「ノン君、いらっしゃい」キスをしてきたのは、女装した山田だった
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